前回、組込ボードにminiPCIeを接続することを検討したが、発注した変換ボードがまだ来ないのでヒマ…。というわけで無線LANカードのHW接続インタフェースにはどんな種類があるか?調べてみました。

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  • HW接続インタフェースとは?
インターフェースとは?を読んでみた。要はUSBとかPCI Expressみたいな話。
ハードウェアインターフェースとは、複数の装置を接続して通信する際の仕様で、コネクタの形状や電気信号の形式などを定めている。コンピュータ内部のデータ伝送、コンピュータと周辺機器のデータ伝送、コンピュータ間の通信など、用途に合わせて様々なインターフェースが存在する。例としてUSB、SATA、IEEE 1394、PCI Express、HDMIなどの規格、およびこれらのコネクタなどが挙げられる。

また、接続先がコンピュータネットワーク(LAN)の場合は特にネットワークインターフェースと呼ばれることもあり、イーサネット(Ethernet)や無線LAN(Wi-Fi)などの通信規格、およびコネクタや差込口(ポート)、拡張カード、通信チップなどを指す。
  • 無線LANカードのHW接続インタフェースとは?
12年ぐらい前はPCカード(PCMCIA)をよく見かけたが最近全く見ない。無線LANカードのHW接続インタフェースは以下の4つぐらいと認識している。
①USB
②PCIe
③SDIO
④低速インタフェース(UART、SPI)
それぞれ具体例を紹介していく。

①USB

いわゆるUSBドングルと呼ばれる無線LAN子機(STA)。搭載されている無線チップセット・ドライバによっては無線LAN親機(AP)モニターモードに変身できるものもある。お手軽なのでつい買ってしまい、以下のように増えていくわけだ(写真はBluetoothのUSBドングルも含まれている)。

実は組込Linuxボードを家の無線ルータに繋ぐときUSBドングルを使うことが多く、この連載記事もUSBドングルを使えばサクサク進むのだが芸がない。あえてminiPCIeを選択しハードルを上げている次第。
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②PCIe
今回の記事で紹介しているN-6300の物理層はPCIe(PCI Express)であり、コネクタはminiPCIe(Mini PCI Express)という小型のコネクタが採用されている。ノートPCの無線LANは、ちょっと前までminiPCIeが多く使われていたが、ここ3年ぐらいでM.2(新しい規格)が主流になっている印象。この連載でいつかM.2の無線LANカードも紹介しようと考えている。ちなみにminiPCIeと同じコネクタに挿さるmSATA(mini SATA)という規格があるのでご注意を…。
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③SDIO

SDIOとはSDカードとピン互換のインタフェース。GPS、Bluetooth、無線LANなどの機能を持っていることが多い。SDIOの無線LANカードを一般ユーザが使うケースは稀と思われる。低消費電力が売りらしく、携帯電話の無線LANにも多く採用されているらしいが、携帯電話にSDカードが挿さっているわけではなく、無線チップとCPUがSDIOピンで接続されているようだ。

ちなみに、SDIOカードタイプの無線LANカードも市販されているため、もし入手できたら連載のどこか紹介したいと考えている。

④低速インタフェース(UART、SPI)

低速インタフェース(UART、SPI)が採用された無線LANカードは、SDIOよりも珍しいと思う。高速インタフェース(USB、PCIe、SDIO)がついていないマイコンで採用されていることが多いらしい。いつかチャレンジしてみたい。

続く

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