GTD(Getting Things Done)という手法で複雑な課題を解決することが可能になる。たとえば「歯の健康を維持する」という複雑な課題を「A:プロジェクトリスト」に登録する。
まず思いつくのが「毎日歯を磨く」ことである。「D:TODOリスト(優先度高)」に追加し、毎日決められた時間に歯を磨くことにした。
次に昔からの夢である「歯列矯正の予約」を「D:TODOリスト(優先度低)」に追加したが、お金が貯まらないと実施できないので当面保留。
そんなある日、突然歯が痛くなったので「歯科予約(虫歯)」を行い「B:ライフログ(日記)」に記録。予約したことを忘れないように「歯科受診(虫歯)」を「D:TODOリスト(優先度中)」に追加しつつ、自分では出来ない「虫歯を治す」を「C:依頼リスト」に追加。
「電動歯ブラシのマニュアル」をネットで入手して「E:資料リスト」に追加しておくと、電動歯ブラシの部品が故障したときにすぐ注文できて便利だ。
複雑な課題を解決するためには「D:TODOリスト(優先度高/中/低)」を維持管理することが大事だが、TODOリストは頻繁に入れ替わるので電子ファイル(エクセルやGoogleカレンダーのタスクリストなど)で管理し、1日に1回見直すと良い。
もしプリンターが使えるならTODOリストを印刷することをお勧めする。タスクが追加されたらTODOリストに黒ペンで書き込み、タスクが完了したら赤ペンで消す。1日の終わりに紙のTODOリストの内容を、電子ファイルのTODOリストに転記する。このサイクルを習慣化できたらGTDは成功と言える。