アルコールストーブは、身近な材料で簡単に作れるだけでなく、燃焼の仕組みが目に見えて面白い奥深いギアですね。最も一般的で作りやすい**「アルミ缶2缶」**を使った「副室加圧式」の作り方を解説します。
🛠 準備するもの
アルミ缶(350ml):2缶(同じ種類のもの)
カッター・ハサミ:缶をカットするため
画鋲やドリル:火が出る穴(ジェット孔)を開けるため
定規・マジック:印をつけるため
サンドペーパー:切り口を整えるため
📝 作り方の手順
1. 缶の底パーツを2つ切り出す
缶の底から3cm〜3.5cmくらいの高さにマジックで線を引き、2缶ともカットします。
燃焼部(上パーツ):火が出る穴を開ける方。
燃料受け(下パーツ):アルコールを溜める方。
💡コツ: 缶を回しながらカッターの刃を固定して「筋」をつけ、そこを指で押し込むときれいに切れます。
2. ジェット孔(火口)を開ける
上パーツの縁(くぼんでいる部分の外側)に、画鋲などを使って等間隔に穴を開けます。
穴の数は16個〜24個程度が目安です。
均等に開けると、火がきれいな円状に広がります。
3. 中央の大きな穴を開ける
上パーツの真ん中(凹んでいる部分)を丸く切り抜きます。ここがアルコールの注ぎ口兼、プレヒート時の火口になります。
4. 内部の壁(インナー壁)を作る
余った缶の胴体部分を使い、高さ3.5cm〜4cm程度の筒を作ります。
これを上下のパーツで挟むことで、内部に「副室」という空洞ができ、気化したガスが圧力を受けて勢いよく吹き出すようになります。
壁の下側に小さな切り欠きを数カ所入れて、アルコールが外側に流れるようにします。
5. 組み立て
下パーツにインナー壁を立て、その上から上パーツを被せます。
注意: 同じサイズの缶同士なので、そのままでは入りません。下パーツの縁を少しペンチなどで内側に曲げて「シワ」を作ると、スッと重なります。
⚠️ 安全のための注意点
バリ取り: 切り口は非常に鋭利です。必ずサンドペーパーで滑らかにしてください。
燃料: 必ず**「燃料用アルコール(メタノール/エタノール)」**を使用してください。ガソリンや灯油は爆発の恐れがあり、絶対にNGです。
火力調整: 自作ストーブには基本的に消火蓋がありません。燃え尽きるのを待つか、金属製のカップを被せて窒息消火してください。
💡 さらに楽しむために
もっと手軽に作りたければ、**「スチール製のコーヒー缶」**の空き箱にカーボンフェルトを詰めるだけの「開放型」もおすすめです。
まずはアルミ缶で作ってみて、青い炎がきれいに噴き出した時の感動をぜひ味わってみてください!