勝手にクドカンドラマ、ベスト16をまとめてみた。10個にまとめようと思ったが16個になってしまった。吾輩は主婦である、マンハッタンラブストーリーなどのマイナー作がある一方、いだてん(NHK大河)など有名だが観てないのもある。
No16 季節のない街
黒澤明「どですかでん」のリメイク。又吉演じるホームレス親子の回、子供を持つ親としてつら過ぎてしばらく立ち直れなかった。泉谷しげるの「春夏秋冬」が染みる。
No15 木更津キャッツアイ
人気作だけど、テンションの高さに馴めず私ランキングは低め。しんみりシーンで流れるMoonLight Loversが超カッコいい。映画版の「赤い橋の伝説」は名曲。
No14 ごめんね青春!
文化祭に向けて盛り上がる中、前日に錦戸亮が過去の犯罪を告白するシーンが身をつまされた(自分のことのように足が震える感じ)。過去の失敗に縛られていた人たちが解放されていく物語。結構好き。
No13 不適切にもほどがある!
バックトゥザフューチャーのオマージュが随所に出てきてニヤリ。昨今のハラスメントに目くじら立てすぎ問題を風刺しててクドカンっぽいなと思った。Creepy Nutsが劇中に出てきて主題歌を歌うのが新しい感じでカッコいい。
No12 新宿野戦病院
「平等に雑に助ける、それが医者」ってセリフが超カッコいい。小池栄子が逮捕されるシーンで平岩紙が涙目で「ねえちゃん!」って呼ぶシーンが胸に迫る。東横キッズとかイマドキの情報を入れ込むクドカンスタイル。
No11 タイガー&ドラゴン
各話。落語を現代風にアレンジした物語が展開される。これを観て落語を聴きたいと思う人が居る気がする(自分はもともと落語好きだが、改めて聴き直した)。故・西田敏行と長瀬智也の師弟関係が泣ける。
No10 マンハッタンラブストーリー
恋愛をモチーフにしたコメディ。イニシャルA→B→C→D→E→F→G→Hの順に片思いが連鎖していく(後半逆順になる)。個々のストーリーに深い意味はなく、どのシーンを切り取っても面白くなるように小ネタ満載のシナリオを作ってると思う。
No9 離婚しようよ
選挙活動ってお祭りみたいで面白そうだなと思った。尾身としのりの秘書役がカッコいい。高島礼子はなぜかシングルマザーが似合う。松坂桃李と仲里依紗が離婚した後、復縁せず子供の親として交流を続ける感じがリアル。錦戸亮のパチアーティストがとにかく最高。
No8 吾輩は主婦である
劇中にさしこまれるミュージカルのクオリティが高くて聴きごたえある。なまはげ(池津祥子)の夫ひろし(レッド吉田)はEDだが、昔伝説のヤンキーだったのがギャップ萌え。TVスタッフの桐谷健太「ちょっといいスかぁ?」「さーせーん」みたいな事しか言えないバカの役が超似合う。
No7 未来講師めぐる
満腹になると人の20年後の姿が見える特殊能力を持つ親子(地井武男、深田恭子)って凄い設定だ。武田真治が演じる門伝大(塾長)が塾の名前を変えまくるのが毎回面白い。星野源の演じる江口秀夫はエロビデオというあだ名だが、星野源そのものって感じ。
No6 11人もいる!
かっこいい犬のイラストで有名な田辺誠一は見ててホッとする。沢山子供がいる家っていいなと思う。さりげなく有村架純が居てビックリする。加藤清史郎演じる末っ子は才悟(さいご)だが、一男(神木隆之介)とソアラ(野村麻純)の息子がはじめってのが何か良い。湘南乃風のRED RICEが歌う「家族なんです」が超カッコいい。
No5 俺の家の話
故・西田敏行と長瀬智也はホントの親子みたい。桐谷健太が出生の秘密を知りヤンキー化して、デスメタル聴きながら熱血硬派くにおくんをプレイしてるシーンが最高。平岩紙は中年になって良い味出てきた(新宿野戦病院もめっちゃ良かった)。
No4 うぬぼれ刑事
「うぬぼれ」が惚れた女性は全員犯罪者。どんな呪いだよ。中島美嘉(里恵)の「会津磐梯山より愛してる」というセリフは、銀行から強奪した3~4億円を会津磐梯山に埋めたことを示唆しつつ、お金(3~4億円)よりアナタを愛してる、という意味だろう。
No3 あまちゃん
「潮騒のメモリー」「暦の上ではディセンバー」など名曲ぞろい。良い意味で登場人物が多すぎるし、ストーリー展開が速すぎる。3つぐらいのドラマをドッキングした感じでお得。もう1回観たい気もするがNHK朝ドラを全部みかえすのはしんどい。
No2 流星の絆
このドラマを観ると無性にアリアケのハヤシライスが食べたくなる。「カナダからの手紙」「妄想係長高山久伸」など劇中のミニドラマはどれも面白いが「ダイヤと嘘とやさしいレストラン」が最高。要潤と戸田恵梨香の恋がキュンと来る。犯人はまさかのあの人。
No1 池袋ウエストゲートパーク
男はダボダボの服着て長髪、女は茶髪で白っぽいアイライン。2000年当時の雰囲気を忠実に再現。扱うテーマ(援助交際、不法滞在、薬物、ねずみ講、LGBT、etc…)は重たいがさすがクドカン、ポップに仕上がってる。このときの窪塚洋介(タカシ)は神がかったカッコよさ。
総括
まとめてみて分かったが、オモシロ要素とシリアス要素が絶妙にミックスされてる作品が好み。クドカンドラマは私の人格形成に深く関与してると思う。