ペイヴメントの日記

単なる日記です。1000文字程度の文章をなるべく毎日書こうと思います(書けなくてもOK)

松本大洋の東京ヒゴロ3巻が面白い

今週のお題「最近読んでるもの」

 待ち望んでいた東京ヒゴロ3巻(完結)が10月31日に発売されたのでKindleですぐに読んだ。ネタバレになるので詳細は割愛するが、モノ作りに携わる全ての方にお勧めしたい。主人公の塩澤和夫のように苦しみながらも理想を追求する人生は素敵だ。できれば私もそう在りたいと思う。

 「鉄コン筋クリート」「ZERO」「ピンポン」「花男」「青い春」など、粗削りでエモーショナルな初期の作品が好きだ。「ナンバー吾」「Sunny」「竹光侍」は洗練されてるけど熱量が少し足りない気がした。「東京ヒゴロ」は洗練と熱量が両立してて、久々に突き抜けた感じ。長年「鉄コン筋クリート」が自分ランキングNo1だったが、今は「東京ヒゴロ」が一番好きだ。

 松本大洋の親族がすごい。工藤直子(詩人)が母、冬野さほ(漫画家)が妻、井上三太(漫画家)が従兄弟である。それぞれ個性が強そうだが親族で集まったときに会話は成り立つのだろうか(余計なお世話)。