「今日の晩御飯なんだっけ？」と一日に何度も聞き直す程度に物忘れがひどい。良いアイデアが浮かんでもすぐに忘れてしまうのでメモを残すことにした。
まずアナログ（紙のノート）な方法でアイデアを書き留めることにした。手書きにより脳が刺激されアイデアが出やすくなったがノートの保管場所が必要だし検索性が悪い。デジタル（電子ファイル）に変えたところ、保管場所と検索性の課題は解決したがキーボード入力が味気なくアイデアの質が落ちた。このような経緯でアイデア出しはアナログ（手書き）、情報管理はデジタル（電子ファイル）が私のアイデア整理方法の基礎となった。
平均的なタイピングスピードは1分に100文字程度らしい。昔使われていたフロッピーディスクのサイズ1.44MB（144万バイト）を文字で埋めるのに約10日。最近のHDDサイズ1TB（1兆バイト）は約19,026年。事実上無限に文字を書くことが可能である。
2023年現在スマホがあればアイデアの整理がいつでもどこでも可能になった。内部ストレージに加えクラウド上のストレージ（Google Drive、One Drive、Evernoteなど）とも連携できる。すごい時代が来たものだ。
スマホで思いだしたのだが約24年ぐらい前PDA（Personal Digital Assistant）という個人情報端末があった。Palm（パーム）やZaurus（ザウルス）などが有名でスケジュール管理/ToDo管理/手書きメモ帳/電子辞書などの機能が搭載されていて通話機能はなかった。要はスマートフォンの先祖なんだけど当時は画期的で私もZaurusが欲しかったが高くて買えなかった。コンシューマ向けのPDAはスマホ（iPhoneとAndroid）に駆逐されたが業務用端末として生き残ってるらしい。
スマホで「インターネットが使える」のは利点でもあり欠点でもある。アイデア整理をしたいのに気付くとTwitterとかInstagramを見てしまうが、キングジムのデジタルメモ「ポメラ」を使えばその問題は解決する。ポメラは文字入力に特化した専用端末なのでインターネットを見ることはできない。一億総ネット中毒時代において画期的なデバイスである。執筆を生業とする方にポメラを強くお勧めしたい。
